Vimeo の代わりを探している映像ディレクターへ
作品を置く場所としてではなく、送る道具として見たときに何が変わるかを書きます。
何が同じか
先に、変わらないところを書きます。ここが変わると乗り換える意味がありません。高画質のままストリーミング再生できること、パスワードで保護できること、自分のサイトに埋め込めること、ダウンロードを止められること。このあたりは同じです。
逆に、Vimeo にあってこちらに無いものもあります。公開の動画プラットフォームとしての面 — 誰でも見に来られるページ、フォロワー、スタッフピック — はありません。作品を世に向けて公開したいなら、Vimeo や YouTube のほうが向いています。
何が違うか
| 動画プラットフォーム | REEL DELIVERY | |
|---|---|---|
| 置き方 | 1本の動画を1ページに置く | 作品を溜めて、送るたびに組む |
| 送り方 | リンクを1本、全員に同じものを | 送り先ごとに別のリンク |
| 分かること | 再生数の合計 | どの会社が、どの作品を、どこまで |
| 並べ替え | 書き出し直す | 作品を選び直すだけ |
| 作品の情報 | タイトルと説明文 | クライアント・商品・媒体・制作年月 |
いちばん効くのは2行目です。全員に同じリンクを送ると、再生数が増えてもそれが誰なのか分かりません。送り先ごとにリンクを分けておくと、返事が来る前に、誰が見たかが分かります。
移行の手順
- いま Vimeo にある作品を書き出す(元データが手元にあるなら、そちらのほうが画質が落ちません)
- 作品ごとに、クライアント・商品・媒体・制作年月を入れる
- 送り先ごとにリールを組む
- 送る。相手には URL が1本届く
2番目が唯一まとまった手間で、本数によっては数時間かかります。初回のデータ移行は無料で代行しています(2026年12月31日までのお申し込み)。作品の本数が多いほど、自分でやる理由が薄くなります。
乗り換えないほうがよい場合
全員に勧められるものではありません。次のどれかに当てはまるなら、いまのままのほうが良い結果になります。
- 作品を世に向けて公開したい。フォロワーや、偶然の発見から仕事が来ている
- 送る相手がほとんど固定で、年に数回しか送らない
- 動画の共同編集やレビューのコメント機能を毎日使っている
- 元データの納品が主な用途で、見てもらうことは二の次
逆に、送る相手が毎回違い、送ったあとの反応が分からないことに困っているなら、変えたほうが早く答えが出ます。判断の軸は機能の多さではなく、いま何に困っているかです。
料金の比べ方
月額だけを並べても比べられません。見るべきは、何人で使えるか、何本置けるか、送り先ごとのリンクが作れるか、視聴の記録が取れるかの4点です。動画プラットフォームの上位プランには解析が付いていますが、そこで取れるのは再生数と視聴維持率で、「どの会社が」までは出ません。
REEL DELIVERY は、マネージメント会社・事務所向けの team が月額12,800円(税込・アーティスト5名/ログイン6名)、アーティスト個人向けの solo が月額2,980円(税込)です。はじめの60日間は無料です(2026年12月31日までのお申し込み)。
他社の機能・価格は変わります。ここに書いた比較は2026年9月時点で各社の公式サイトに出ていた内容にもとづくもので、優劣を断じるものではありません。最終的な判断は、実際に両方を触ってからにしてください。
REEL DELIVERY は、映像作品を1か所に溜めておき、送り先ごとにリールを組んで URL で送れるサービスです。どの会社が、どの作品を、どこまで見たかが分かります。